精液検査を受けた話
極めてプライベートな話ですが、世の中から少しでも不妊が減ればいいなと思い、ブログに書こうと思いました。
先日、我が家に第一子の男の子が誕生しました。
一年前の6月頃に子供を作ろうという話になり、妻は35歳も超えていて妊娠しづらいかもしれないし時間を浪費するわけにも行かないのでまず最初に婦人科で検査を受けるということになりました。
「不妊の原因の半分は男性!」という話もよく聞くので
僕「僕も一緒に精液検査を受けようかと思うんだけど」
妻「う〜ん、若いから大丈夫じゃない?」
僕「いや、時間をムダにしないという考えに則るなら受けるべきだと思うなー」
妻「じゃあとりあえず、婦人科行った時に受けたほうがいいか聞いてみるよ」
ということになりますた。
その結果、僕はプロペシア(薄毛の飲み薬)を飲んでいるので検査しましょうということになりました。プロペシアは精子が減る副作用が出ることがあるそうですが、しばらく中止すれば元に戻る(可逆性がある)そうです。「プロペシア 精子」で検索すると"ハゲか妊娠か"なんてサイトも出てくるぐらいです。
さてさて、男なら気になる検査時の精液の採取です。
あらかじめネットで調べたところでは、ほとんどの場合は婦人科にそのための部屋(採精室)があるそうです。いわゆるオカズと椅子がおいてある部屋みたいです。まれに、家で採取して持ってきてくださいという婦人科もあるみたいでした。
で、我が家がかかった婦人科は家で取って持っていく形式で、プラスチック容器と紙袋を渡されました。ここまでは僕は病院に行ってなくて、妻が検査で病院に行った時に先生と話して、容器をもらってきてくれました。
検査は仕事が休みの土曜、午前中に家で採取して昼前に病院に持って行きました。
結果が出るまで2時間ぐらいかかると言われたので昼ご飯を食べて待ちました。
妻はオタマジャクシ(精子)の顕微鏡画像を見るのを楽しみにしてたようですが、出てきたのは数値での結果だけでした。
結果用紙はこんな感じ。
まず最初に先生からは「面白くないぐらい標準(笑)」という評価を頂きました。
英語で検査結果が書かれていてよくわかりませんが、アンダーラインが引いてある5ヶ所と丸がついてる1ヶ所の説明を受けました。
Volume:3.6ml
これは要は精液の量です。2.0ml以上が望ましいらしく、1.5倍あるので十分。
CONC.:54.0M/ml
精子濃度、つまり精子の量。20以上が望ましいので、十分。精液の量が多いので精子自体は当然多いとのこと。
MOTILITY:42.8%
運動率。50%以上が望ましいので、少し低いが気にするほどではない。
MORPH.NORM.FORMS:27.2%
正常形態率。正常な(奇形ではない)精子の割合。精子は実はほとんどが奇形らしく、30%が正常であればよいそうです。精子の量自体が多いので正常な精子の割合は低いが、数としては問題ない。
PMSC:13.4M/ml
高速前進運動精子濃度。精子は高速前進するのが正常な動作だそうです。その精子の量。5以上が基準なので問題なし。
SMI:133
総合的な点数のようなもので、80位上が基準。133なら問題なし。
先生曰く「さっき"標準"って言ったけど、よく見たら標準よりいいわ」とのこと。
検査結果の見方の解説の紙ももらいました。
ということで、プロペシアの影響もなく問題ない検査結果でした。オタマジャクシの顕微鏡画像が見れなかったのはちょっと残念でした。問題ある数値だとチェックしたりするのかな?
妻も検査の結果、不妊の要素はなく、タイミング指導(エコーで調べて排卵のタイミングを教えてもらう)で無事妊娠することができました。