Suicaの自律分散システムはすごいらしい

suicaは実はたまに落ちている - 紅茶屋くいっぱのあれこれ日記が結構なブックマーク数になって、内容も結構面白い。 要するにSuicaの自律分散システムはすごいという話。 Suicaのシステムは自律分散になっていてセンターのサーバーが3日ぐらい落ちても大丈夫らしい。 そしてSuicaの開発責任者の椎橋章夫さんはこの技術を一般化して論文にしてドクターを取ったらしい。 →異種統合型情報サービスシステムにおける自律分散アシュアランス技術の研究 そこで、その椎橋さんが書いたSuicaの本を読んでみた。
Suicaが世界を変える JR東日本が起こす生活革命

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Suicaは単なる鉄道カードに納まらない、すごいものだということがよく分かった。 椎橋さん自身それを想定して開発していたと言うこと。 簡単に想像は着くかもしれないが、Suicaの自律分散システムはセンターサーバー:駅サーバー:改札機の3層構造らしい。 実は、昔僕自身Suicaはどういう仕組みなのだろうとひとりで考えて想像したのがこの通りの仕組みだった。 なぜそんなことを考えたかというと、Suicaの定期券は再発行できるという話を聞いたからである。 再発行できるということはそのSuicaカードが有効か認証を行っているんだろうけど 改札を通る度にセンターのサーバーと通信しているのだろうか、そんなことが安定的にできるのだろうかと考えた。 じゃあどうしてるんだろう?と考えた時に、駅にサーバーを置いているに違いないと思った次第。 もちろん実際のシステムはそんな単純じゃないんだろうけど、ある程度自分の想像した通りでちょっとうれしかった。